高松市街地と「ことでん」

せっかく香川県まで来た訳で、ここで行って見たい場所が・・・高松市街地。なぜって?それは、遠出をした時に訪れた県の中心街を歩くことで、その街の生活感を楽しむのが、僕にとって旅の楽しみ方の一つ!
 
まずは高松中央商店街を歩く。

高松丸亀壱番街に、アーケードのランドマーク的なドームがあり、他のアーケードでは決して見れない、何となくゴージャス(?)な雰囲気がGOOD!

高松市街地も、大阪のようなアーケードがメインの街づくりだなと実感。とはいえ、うどん屋さんが多い以外は、当然ながら普通の商店街の店舗構成・・・。けど、高松の生活感は伝わってきました!

アーケードを歩くこと約20分、高松市唯一のターミナル一体型百貨店、天満屋にたどり着く。天満屋は岡山に本社を置く、山陽地方の百貨店なので「高松郷土の店」ではありませんが・・・ここで気になったのが、ターミナルの主であり、高松市民の足、「ことでん」こと高松琴平電気鉄道

思いっきりローカル私鉄の雰囲気満載!とはいえ、3つの路線を構え、あのこんぴらさんにも通じるなど利用価値は高い!そんな琴電ターミナル駅瓦町駅に来ました!

何と、ことでんには関西の私鉄同様、IC乗車券が利用出来るのです!その名も「IruCa」!・・・「いるか??」ICOCA同様のダジャレ路線。とはいえ、自販機でも使える便利なカード!

このIruCaのおかげで、駅前の雰囲気はびっくりするほど関西の私鉄と見劣りしない・・・と思っていたら、この自動改札機は全てICカード専用。でもって、普通に券売機で切符を買った場合・・・
 
何と!こちらは関西では決して見られない、磁気面のない昔ながらの切符!しかも、有人改札口のみ利用可と、IruCaがある人とない人で待遇の差が激しすぎる!
進んだ部分と懐かしい部分が共存した、不思議な雰囲気の改札口で早くもテンションUP!?

更に、やや小ぶりながら駅ビルの中にあるというホームもまた、都会感とローカル感が共存した不思議な雰囲気!

 
そして、ついに電車が到着!2両編成という、いかにもローカル私鉄っぽいところもまたGOOD!

それでは、わずか1駅間のみの旅、出発進行!

・・・が、帰る方向に向かったはずが、電車は逆方向へ!ちゃんと行き先も確認してホームに向かったのに・・・。慌てて次の駅で引き返す。対面のホームには電車が。何とその電車、引き返す僕達を待っててくれました!なんて心が広い電鉄なんだ!旅先の人の温かさに触れたようで、ちょっと嬉しかった!
 
再び瓦町駅方面に戻る。

・・・と、さっきとは逆方向のはずなのに、ついたホームはさっきと全く同じ3番ホーム!何と、ことでん瓦町駅の3番ホームは、上下両方向対応なのだ!これはビジターの人には理解しづらい・・・。とはいえ、これもまた関西では決してあり得ない(であろう)、旅先ならではの新鮮な驚きでした!

そして、ひと駅隣の片原町駅へ。

ホームから離れていく電車は、ローカル私鉄ならではの、ほのぼのとした感じのデザインが印象的でした!この沿線には、高松の生活感がぎっしり詰まっている。わずかな距離ながら、そう実感出来た電車の旅でした!
 
 
今回の四国ドライブで一番盛り上がったのは、もしかしたら「ことでん」かもしれません!旅先の楽しみ方である「その町の生活感を実感する」歓び、それを思う存分満喫出来た、有意義な時間でした!
今度高松に行く機会があれば、もう少し遠くまで、ことでんで出掛けようかな。


 
ことでんグループ