福岡美味いもの名鑑②幻のラーメン

一方こちらは、僕の実家がある北九州市の、営業時間がたった2時間程しかない故、僕にとって幻とも言えるラーメンをようやく堪能できたので、ご紹介したいと思います!
龍王ラーメン

開店時間は11時なんだけど、お昼休み時の12時台にはすべて売り切れてしまい、故にたった2時間程しか営業していないので、帰省期間中は遅くまで寝ている僕にとってはまさに「幻」でした。とはいえ、僕が幼い頃からよく連れて行ってもらった店でもあり、その味はラーメン通になる前の僕でも充分に「美味しい!」といえるものでした。実に13年振りの来店でした!この店のメニューはいたってシンプル。ラーメンのほかにあるのは、肉が嫌いな人向けにわかめとメンマともやしで構成された「三色ラーメン」と、ゆでたまごとおにぎりのみ。しかもラーメン¥550、大盛ラーメン¥700と、普通にラーメンは700円以上取られるものと思っている関西人にはびっくりの安さ!けど、博多ラーメンはもとから平均価格が安いので、これ位が普通だそうです。で、このラーメンの味なんですが・・・とんこつなんだけどやや甘めの味に仕上がってます。これは僕からすると甘過ぎる味付けのメンマのせいなんでしょうが、昔はよく食べた味なのに、なぜか違和感を感じました。この13年間で僕の味覚が変わったのかもしれませんが・・・。だけどとんこつスープならではのコクのある風味は健在で、スープに混ざりきれない調理油が、なぜかいい味出している、何とも不思議な味わいです。麺は細麺だが、あまり固くなく、それでもとんこつスープとのマッチングは良好。そして、何よりここのチャーシューが美味い!薄切りでとろけるような味付けは、僕が最も好むチャーシューの味付けなのでこれは嬉しい! が、何とも残念なのは、そのメンマの甘さが全体に悪影響を及ぼしている点です。本来、当ブログのグルメ特集では否定的な記事は書かないことにしているのですが、こればかりは目をつぶることができない点になってしまいました。もしこのメンマがなければ、まさに「幻」というプレミアにふさわしい、価値あるラーメンになっていると思います!
そういえばこの店は、それまでの大将に代わって、もともとはここの常連客だったという若夫婦が、龍王ラーメンの味を受け継いでいるそうです。その為か、厨房でラーメンを作っている人やお手伝いの女性は、この手のラーメン屋にしては若いなと思いました。(多分40歳前後位だろうな) 今でもここによく行っている僕の父親の話では、大将が代わった時には味が落ちたが、今になってかつての味を取り戻していると評価していました。ということは、やがてあの欠点だったメンマの味も改良され、次に来たときには、本当に美味しい龍王ラーメンを堪能できるかもしれません。そんな期待を込めて、龍王ラーメンの場所はコチラ!
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=33.53.6.719&el=130.49.57.523&la=1&sc=3&CE.x=241&CE.y=240
そしてこののれんが目印です。