FIFAワールドカップ閉幕

4年に一度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップが終了しました。結局この激戦を制したのは、24年振りの栄光を手にしたイタリアでした。
最初はあまり前評判がよくなかったのですが、回を増す毎に力強くなり、攻守共に多くのファインプレーを演出してくれました。そして、イタリア同様芳しくない前評判を覆し、2大会振りに決勝戦まで勝ちあがったフランスをPK戦で下し、栄光のワールドカップを手にしたのですが・・・こんな終わり方をしたW杯は後にも先にもないでしょう。その決め手は、今大会の時の人、フランス代表、ジネディーヌ・ジダン選手のヘディングでした!しかも・・・ボールではなく相手選手を!
W杯決勝が引退試合という、この上ない花道を用意されたジダン選手は、前半のPKをとってもおしゃれな(?)浮かせるシュートで決め、終始フランスの要としてチームを引っ張っていったのですが、一体何があったのか、よりによって延長後半11分という、「あと4分我慢していれば・・・」という信じられない場面でいきなりキレてしまいました。その結果があの「ヘディング」だったのですが・・・それはイタリア代表・マテラッツィ選手の余計な一言が原因だったと言われています。かなりジダン選手を侮辱した一言だったそうですが、一体彼は何と言ったのだろうか?一説によると、ジダンに向かって「テロリスト」と言ったとか、彼の姉を侮辱したとか・・・何とも大人気ない言動が、まさかの終幕をアシストしてしまったのだが、近日その真相が、当のジダン本人から語られるんだとか。しかし、このドイツ大会を象徴するシーンが、あの「ヘディング」になるとは、あまりにも皮肉すぎます。
とはいえ、この1ヶ月間に渡り、世界のさまざまなスーパープレーを堪能することができました!それと同時に、日本代表選手が抱えている現実も・・・。世界各国のあらゆる喜怒哀楽を盛り込んだサッカーの祭典は、こうして幕を下ろしました。けどしばらくはサッカー余熱というか、面目躍如といったヨーロッパ各国のリーグ戦(セリエAプレミアリーグブンデスリーガリーガエスパニョーラなど)はもちろん、日本のJリーグもオールスター戦を迎えて俄然盛り上がっていくでしょう!しかし、W杯後に最も息を吹き返すのは・・・期間中話題を奪われていた日本のプロ野球だ!