最近ハマっている物・2006夏編②

これは最近ハマっているというより、以前から注目していたアーティストですが、この度ベストアルバムをリリースしたことで一気に聴く頻度が高くなったハイセンスな女性アーティスト・・・BONNIE PINKです!

Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)-

Every Single Day -Complete BONNIE PINK (1995-2006)-

この所その注目度が爆発的に上がり、最新シングル「A Perfect Sky」は彼女のキャリアの中でも未だかつてない程の人気を呼んでいるのですが、その原動力は資生堂「アネッサ」のCM・・・ってのは何となく分かっていました。しかし日焼け止めのCMでここまでCMソングの注目度が高まることは今までなかったのに、と思っていたらそのCMに出ているのが、あの、現代OLのカリスマ、エビちゃんこと蛯原友里だとは知らなかった・・・。とどまるところを知らないエビちゃん効果(?)でBONNIE PINKの人気が上がったのは無理もありませんが、僕はそのずっと前、デビューして間もない頃にリリースされた「Heaven's Kitchen」から注目していました。初めて彼女の歌を聴いたのは、「ドォーモ」という福岡のローカル深夜番組でスタジオライブを披露してくれた時でした。その時に「Heaven's Kitchen」を歌ってくれたのですが、とてもハイセンスでカッコいい音楽性に惹かれました!当時、The Cardigansをプロデュースしていたトーレ・ヨハンソン氏が手がけた彼女のサウンドは、まず洋楽が好きな人に愛されそうなサウンドワークと、澄み切っているようでしかし力強い彼女の歌声が非常に印象的でした。爆発的ヒットはなかったものの着実にファンを増やし、そして気が付けばデビュー10周年。その集大成とも言うべきベスト盤がリリースされました!僕の好きな曲がたくさん収録されていたこともあって、普段はあまりJ-POPのCDを買わないのに思わず通りがかりのTSUTAYAに駆け込み、早速購入しました!ちなみに、僕が日本人女性アーティストのCDを買ったのは、実に4年振りのことでした!
で、このベスト盤ですが、今までにリリースされたシングル中心に2枚組全28曲という、BONNIE PINK入門編にはうってつけの内容です!確かに今話題の「A Perfect Sky」や、映画「嫌われ松子の一生」で使われ、本人自らスクリーン上で唄っていた「LOVE IS BUBBLE」ももちろんお気に入りのナンバーなのですが、僕がぜひとも皆さんに聴いていただきたいのは、今でも強烈なインパクトを持つ前述の「Heaven's Kitchen」、独特の世界観を表現している「金魚」、朝日が心地よい時間帯にぜひとも聴きたくなる、とても清々しいポップスチューンの「So Wonderful」、近くて遠い大切な人を想う切ない気持ちをバラードではなくミディアムテンポで歌い上げているんだけど心にグッとくる「Thinking Of You」、そして僕が今一番気に入っている、爽快感と力強さと少しの葛藤(?)が見事にまとまった秀作「Private Laughter」です。このベスト盤をきっかけに、さらにBONNIE PINKの世界観に触れたくなったら、過去にリリースされたオリジナルアルバムを聴いてみるのもよいでしょう。
こうして改めて過去にリリースされたシングルを聴いてみると、いろんな音楽観を取り入れていながら、根底にあるのは「POPS」!だからこそ爽快かつハイセンスで、だけどいい歌詞も書いている彼女の音楽センスの素晴らしさを再認識させられました!これからの夏のドライブミュージックとしても、また眠れぬ夜のBGMにもおススメのアーティストだと言えます!