尼崎市長選挙

僕が住んでいる尼崎市市長選挙が今年の11月19日に実施されるのですが、1ヶ月を切ったあたりから各候補の講演会も増えてきて参りました。今日は僕の会社に、現職ではなく対抗馬となる方の議員が来たのですが、どうもウチの会社はこのような議会選挙候補者の演説が多く、しかも必ず自民党系。社内に貼られたポスターには、時の人、安倍総理大臣との2ショットが載っていたのですが、これは市長選挙というよりも国会議員選挙っぽくって、あまりいい印象ではありませんでした。当の本人の話も聞かせていただきましたが、理想は語れど具体的なマニフェストが発表されておらず、何か「こうやって組織票が作られていくのかな」と、選挙の裏側を垣間見たような気がしました。しかし、どういう訳かこの日の夜、会社からの指示(?)で、その議員とは敵対する現職の白井文市長の講演会にこぞって参加するよう言われ、会場に行ってきました。
内容は後援会のメンバーによる応援スピーチが長々と続いた後、当の白井市長本人が演説を行った訳ですが、さすがは現職市長だけあって、話す内容にも説得力がありましたし、市長選に当選した後のマニフェストも分かりやすく説明してくれました。僕的には圧倒的に現職の白井市長の方が好感が持てたのですが、ここでふと思った事・・・会社はなぜ相対する両方の候補者の講演会に参加させたのだろうか?もし組織票を集めようとするのならば、こんな事する訳ないし・・・それとも、どっちが当選してもいいように両候補にウチの会社をPRしたかっただけなのか・・・?何かいろんな意図が見え隠れするような気がした今日の講演会企画でしたが、個人的には今度の市長選挙のポイントが分かりやすく、ぜひとも投票しようという気になるいい機会だったのかもしれません。
けど、どちらが当選したにせよ、僕達が必死で働いて収めた税金を、全市民が納得できるかたちで使って頂く事を切に願いたいものです。