大阪モーターショー2007〜日産・ホンダ編

11月下旬は非常に多忙につき、月末は休みを取って3連休になりました!
そして、平日の休みという特権(?)を生かして出掛けてきたのが、東京モーターショーが開催される年に行われる地方巡業シリーズの一つでもある、「大阪モーターショー2007」!やはり車が大好きな僕としては非常に気になるイベント!そして、開催期間が11月30日(金)〜12月2日(日)というわずか3日の短期間イベント故に土日は非常に混雑することは間違いないので、この日に出掛けることにしました!

大阪モーターショーが開催される場所は、総合展示場としては関西一活用されていると言える、大阪南港の「インテックス大阪」!会場は実に広々としており、6つの展示ホールに国内外からたくさんのメーカーが、東京モーターショーで出展したコンセプトカーや市販間近のモデルを展示してくれました!そして、僕の読みは正しかったのか、この日は非常にスムーズに、お目当ての車を観に行くことが出来ました!しかも屋上にある駐車場にもすんなり入れたし・・・やっぱり平日に観に行けるって素晴らしい!
そんな今回のモーターショーでは、実に150枚以上の写真を撮りまくることになりました!なので、今日から4日間にかけて、僕が非常に気になったものを中心に紹介して行きたいと思います!第1回目の今日は、東京モーターショーでは国産車ブースでダントツの注目を集めていた日産ブースと、環境技術にとても熱心なホンダブースから特集いたします!
 
Vol.1 日産ブース(1号館)
東京モーターショーの時もそうでしたが、今回のショーを観に来た人のほとんどが、この車の為に来たといっても過言ではないでしょう!プロトタイプ発表から6年、ファンの期待を一身に背負ってついに一般公開されたスーパーカーの第3世代モデルです!
 
NISSAN GT-R

第3世代は、ついにスカイラインと決別し、「日産GT-R」という車名で登場することになりましたが、第2世代モデルから続くGT-Rエンブレムと、伝統の丸テールはしっかりと継承してくれました!そして専用設計されたボディは、いかにも「走るために生まれた」というフレーズがふさわしい、サラブレットとしてのオーラを発していました!

今回のショーでは、異次元の走りを体感出来るコックピットもしっかりと見ることができました!さらには、驚異のメカニズムを紹介してくれるカットモデルまで展示されていました!

第3世代のGT-Rは、ついにAT限定免許の人でも運転出来る2ペダル仕様になりましたが、F1のようなステアリング裏のパドルスイッチで電光石火のシフトチェンジを楽しめる、という点は非常に興味が持てます!しかし何もかもが特別なこのGT-Rは、値段も777万円(!)からという、正に高値の華!しかし、東京モーターショーでこのGT-Rを観に行った姉妹ブロガーのaestivaも言っていた通り、このGT-Rは正に「日本の魂」!これからどんな伝説を世界に刻んでいくのか、日産車があまり好きではない僕でも、非常に楽しみです!
  
NISSAN INTIMA

こちらは、次期ティアナのスタディモデルと言われているコンセプトカーです。おそらく、基本スタイルはそのままに、細部を市販モデル使用にリファインした物を次期ティアナとしてリリースするのだと思います。もちろん、インテリアも非常に凝ったファニチャー感覚のデザインなのですが、ショーモデルのインティマは、MAZDA RX-8の様な観音開きのドアでした!さすがにこれが採用されるとは思いませんが、こうして将来リリースされるモデルの輪郭を映し出すようなコンセプトカーが見れるのも、モーターショーの魅力だと言えます!
 
NISSAN PIVO2

こちらは、完全なコンセプトカーです!しかも、これはクルマというよりも、全く新しい移動手段の形!まるでおもちゃのラジコンのように、球形の室内が回ったり、さらには室内を軸にその下の車体がくるくる回って方向展開したり・・・ついには「ナイトライダー」に出てくるナイト2000の「キッド!」を実現したかのような、クルマと人が本当に会話するという、人工知能をも搭載したニュービークル!こんなクルマ、いや、移動手段が実用化すれば、今までの常識は一気に吹っ飛んでいくでしょう!そして、それだけの技術が成立する世の中になれば、ドラえもん商品化の実現にも一歩前進か!?
 
 
Vol.2 ホンダブーズ(2号館)
最近は「営業サイドの力が強くなってきた悪影響で、エンジニアが本当に作りたいクルマを作れないが故、かつてのホンダらしさが失われつつある」との嘆きの声もよく聞こえてくるホンダの車ですが、やはりモーターショーに出展されたクルマと新技術を見れは、やっぱり「技術者集団・本田技研工業」の心意気をひしひしと感じます!
「環境技術」と「走りへの情熱」・・・これは正にホンダの真骨頂!それを具現化したモデルの数々でした!
 
HONDA CR-Z

かつて80年代に、CR-Xというコンパクトでしかも走りを楽しめる、若者の絶大な支持を得たクルマがあったのですが、それを今の時代が求める要素を盛り込んだ形で復活させたかのようなコンセプトカーが登場しました!
コアとなるのは、世界でもトヨタとホンダだけが市販化に成功しているハイブリッドシステム!現在ではハイブリッド車にも走りの歓びを追求する動きが出ており、それを表現するために作られたのがこのCR-Zです!もちろん、詳しいスペックや、さらには実際に走ったという情報は一切分かりませんが、このCR-Zの市販化に向けての開発が進むとなれば、きっとさらに夢のあるハイブリッド技術の完成に向けて一歩前進することでしょう!そして、市販化されることを楽しみにしたいと思います!
 
HONDA FCX

こちらは、次世代自動車として世界中のメーカーが開発に躍起になっている、水素の力を主原動力とし、水しか排出しない究極のエコ&クリーンカーと言える燃料電池車です!
もちろん、そのコアユニットも展示されていたのですが、想像以上にコンパクトなのには驚きました!我々の手に届くレベル達するまでにはこの先何十年掛かるか分かりませんが、未来は確実に近付いている!そう予感させるコンセプトカーでした!
 
HONDA F1「RA107」
ホンダと言えばF1!去年からオールホンダ体制となった訳で、車体から開発するフルコンストラクターとして参戦するものの、今年はあまり芳しくない結果に終わってしまいました・・・。
とは言え、車体をアースカラーに統一し、スポンサーロゴを一切排して話題となった2007年モデルのF1マシンもしっかり展示してくれました!

トヨタのF1マシンは今年だけで3回も見ていますが、ホンダの場合はなかなか見る機会がないので、モーターショーは絶好のチャンスです!そして実車をよく見てみると・・・スポンサーならびホンダF1の「MY EARTH DREAM」に協賛している人達の名前がずらりと列記されているのでした!

正に大学受験の合格発表のような、名前を探すのが大変そうな絵柄でしたが、「F1と環境」という、ホンダの新たな試みの成果や如何に・・・とはいえ、やはり求められるのはレースで優勝することです!特に80年代〜90年代初頭の「ホンダF1最強伝説」を知っているだけに、どうしても優勝を望んでしまう!2年周期で好調⇔不調を繰り返しているホンダF1の来期はきっと好調の周期!躍進のシーズンになることを願いたい!
  
  
他にもたくさんの注目車が出展されているので、今回紹介出来るのはほんの一部ですが、やっぱりモーターショーは面白い!そして、未来のクルマ作りへの夢が拡がる素晴らしい機会だと思いました!それぞれのコンセプトカーの「これから」が非常に楽しみです!
 
明日は第2弾。あの「生産台数世界一のグループ」の各ブースから紹介致します!