関門海峡ウォーキング〜散歩感覚で海峡横断!

本州と九州の境界線、福岡県と山口県の県境・・・大きなボーダーラインのように思えて実は非常に近い存在!そんな関門海峡を渡って山口県まで行ってみよう!そのゲートウェイといえば関門トンネル国道2号線の指定を受けている自動車用トンネルは非常に重要な存在で、一日の通行料も半端ではありません!が、もう一つ忘れてはならないのが、人道トンネルです!

歩いて渡れば無料!バイクを乗り入れる場合は20円!もちろん、その場合は押していかなければなりませんが、これだけ大きな海底トンネルを無料で通れるって素晴らしい!
 
大型エレベーターで地下に入り、そこから約780mの直線歩道がスタート!この道は車道の真下に位置し、ほとんどが海底部分になります。

下り勾配から上り勾配に切り替わる地点で、いよいよ県境へ!

海底の県境を歩いて渡る快感!そしてここに来ればやってみたくなるのが・・・

県境を跨ぐ!
 
下関側に到達すると、数々の下関名物を形取ったイラストが!

そこには松田優作の姿も!知らなかった・・・松田優作は下関出身だったのか。
 
 
下関側から関門橋を望む。海峡の向こうに見える九州。再び本州に帰って来ました!ちょっとだけですが・・・。

そして、下関といえば有名なのが源義経!かの有名な「源平の合戦」の地となった場所であることを印象付ける、玄関口の風景です!

そこから今度は、関門海峡に沿うように国道9号線の歩道を南に歩く!潮の流れに乗って吹いてくる風は強く、いい感じで汗をかいてきた体には心地良いが、風向きはけっこうキツい向かい風でした・・・。
 
途中、真っ赤な鳥居が何とも言えない存在感を放つ名所・赤間神宮へ!

ここには平家一門の墓があり、鎌倉時代から800年に渡る長い年月が、ここでは流れてきたのです。

さすがに僕は歴史に詳しくないのでこれ以上は書けませんが、積み重ねた時間の重みを感じる神聖な場所だということは、はっきりと感じ取る事が出来ました!
 
 
ちなみに、本当は2年前の夏に行ってその魅力に惹かれた、唐戸市場に行く予定でした。が、すでに時刻は午後3時を過ぎ、朝が早い市場においてはとっくに営業時間外!なので、滞在時間わずか1時間程度で再び九州に戻ることに・・・。
せっかくなので、関門海峡を横断する水上バスに乗って、10分間の関門海峡クルーズを楽しむことにしました!

水上バスが発進するやいなや、目の前には関門橋の全体像が僕の視界にまるごと飛び込んできました!

この光景を見れるって、実に贅沢だ!陸の上では決して見れない、プレミアムな「関門橋のある風景」!?そして、あっという間に下関側が遠くに見える。

今度は西側を望む。小倉市街地はさすがに見えないが、長く伸びる海峡の先に拡がるのが九州の街並み!ここから、九州が始まっていくんだと実感!?

そして、進行方向に目をやれば・・・今度は門司港レトロ地区の全景が、僕の視界に拡がる!

こうして、あっという間の10分間クルーズが終わり、門司港側の波止場へ!そのすぐ先には、今日の旅の起点・JR門司港駅があります!

 
 
 
正に駆け足で巡った関門海峡でしたが、そこで堪能出来る風景は実に贅沢で、一言で言えば「ロマンあふれる散歩道」!子供の頃に比べて、見所が非常に増えて華やかなエリアになってくれたのがとても嬉しい!その一方で、子供の頃に感じた関門海峡の印象も同時に蘇り、そこに流れていく時間の深みをも感じさせる、感慨深いひと時が、ここにはあります!
九州に遊びに行かれる方はぜひ、関門エリアに足を運んでみて下さい!
 
 
ちなみに、JR門司港駅のすぐ近くに、鉄道ファン必見のスポット「九州鉄道博物館」があります!今回は僕も行って来たのですが、見所があり過ぎて紹介すると非常に長くなってしまうので・・・近日、2〜3日に分けて紹介したいと思います!