比叡山 延暦寺

夏の3連休の滋賀特集、大津市内には「青」と「緑」の観光スポットがあり、「青」はもちろん琵琶湖、そして「緑」は・・・比叡山です!
 
その中でも、中核的観光スポットとも言うべき、延暦寺に来ました!

 
世界文化遺産に認定されているこの場所は、日本天台宗本山寺院であり、日本仏教の聖地とも言われています。
現在でも、「12年籠山行」「千日回峯行」などの厳しい修行は継続されているそうです。
 
その入口から続く沿道には、延暦寺で修行した数々の名僧を紹介するパネルが展示されており、延暦寺の歴史を物語っていましいた。

まず最初に来たのは、大講堂です。

その横にあるのは、「開運の鐘」。この鐘を1回50円で鳴らすことが出来ます。「なぜ有料?」と疑問に思いながら、けど僕もしっかり鳴らしてきました!

  
大講堂から下の方に階段を下ると、そこは、延暦寺のシンボルというべき場所。「根本中堂」に来ました!

本堂内は撮影禁止ですが、織田信長の時代に焼き討ちされた後、1642年に徳川家光によって再建され、368年が経過したこの場所は、本堂が土間よりかなり奥まって見える独特の構造です。
そんな本堂にあるのが、平安時代から続き、焼き討ちされた後も復活した「不滅の法灯」。本尊厨子前の釣灯篭を300年以上に渡り、絶えず灯し続ける「永遠の象徴」に、1000年超の歴史を実感出来ます!
 
そんな根本中堂から、驚異的な急勾配の階段を登ると・・・文殊菩薩を安置する「文殊楼」があります。

ここから本堂を見下ろすと、その勾配に改めて驚きます!

 
この日は延暦寺到着が午後4時前、閉門時間が午後5時と、非常にタイトな行程だったので、隅々まで廻れませんでしたが、閉門間際に立ち寄った阿弥陀堂に、こんなスポットが。

「心静かに妙音をお聞きください」と書かれた場所、その矢印ポイントに耳を傾けると、何とも涼しげな水の音が、まるでスチールドラムのようなハーモニーを繰り広げます!
この暑い夏に、ひと時の涼を届けてくれると共に、心まで表れそうな正に「妙音」でした!
 
 
1000年超の「日本の歴史」を実感したい人にとって、定番はやはり京都ですが、そこから一歩足を伸ばせば、まだまだ無数の名所が。その一つである比叡山で、さらなる歴史の流れを実感し、心落ち着くひと時を過ごす。真夏のうだるような暑さや、日常の目の廻るような忙しさから一線を引きたいとき、ぜひとも訪れたい場所です!

 
比叡山延暦寺