JR脱線事故で気付かされた事

皆さんもご存知のように、先月25日にJR福知山線脱線事故を起こし、107人もの尊い命が奪われた。あれからもう1ヶ月が経とうとしているが、あの事故以降、普段全く気付かないことが妙に気になり出した。まずはあの過密ダイヤ。10分に3〜4本は電車がホームに到着するんだけど、そのせいか停車時間がものすごく短い。一説によると、ホームに止まる時間はわずか15秒にも満たないんだとか。同じ関西の鉄道でも、ここまで過密ダイヤを組んでいるのはJR西日本位のものだ。で、この影響で最近、少しは停車時間が延びたような気がする。加えてカーブを曲がるときのスピードも、ようやく下がり始めたような気がする。こないだあの事故車両と同じ型式の快速電車に乗ったが、運転席の「ATS装着車」という表示がやたらと目立つ。そして運転手の指差し確認も、最近はしっかりやってくれているが、考えてみれば、その直前はあまりやってなかったような気が・・・。さらに気付いたのが、先頭車両の乗車率が下がっていることだ!やはり利用客の大半が、あの事故を意識してしまうのだろう。この流れは、何も関西だけでなく、全国の電車利用客が感じていることだと思う。現に、こないだ里帰りした福岡でも、同じような現象が起きていたのだ!
福知山線はATS設置工事に時間が掛かることも含めて復旧のメドが立っていないのだが、それ以上に、今運転中の路線の安全対策をもっとしっかりやって欲しいと思った。その最たる例として、今のこの時期でも構わないから、緊急のダイヤ改正を行って、あの、死の過密ダイヤを即刻見直すべきなのではないでしょうか?普段電車に乗らない僕がそう思うのだから、毎日通勤通学で電車を利用している人たちにとって、これは正に切実な願いであるに違いない!起こしてしまった事故への謝罪も必要だが、そのことで生じた利用客の不安を取り除いてやる事が、全ての被害者に対する一番の謝罪でもあるのだから。

今回は新聞の社説っぽくなったけど、おかしい日本語があったらご容赦下さい・・・。