お箸の国の人だもの

royaldo2005-06-28

僕達日本人は普通にお箸を使って食事をしている。ご飯を食べるとき、作るとき、取り分けるとき・・・なんの疑問も無く当たり前のように箸を使っている。けど、正しい箸の使い方ってどんなんだろう。意外と知らないまま大人になった人も(自分も含めて)多いかも。そういえば、小さい時はよく「箸の使い方」で母親に怒られたような・・・。確か、中指を箸と箸の間に挟んで、それを支点にして箸を動かす、のが正しいんだっけ?
この「お箸を使う」食文化は東洋の国ならではのもので、中国はもちろん韓国でも、普通に箸を使っているが、こないだ行った韓国料理店で出てきた箸は金属製。重い!これを食事中ずっと駆使するのだから、手に残る重みは、意外と労力を使う。もしこれが、一般の家庭で当たり前のように使われてたとしたら、韓国の人の指って、かなり鍛えられているんだろうなぁ。あと、こないだまで一緒に仕事をしていたタイの人も、普段お箸を使って食事をしている。けど、日本のように、割り箸を使う国は少ないそうだ。ただでさえ資源の少ない国、日本が「割り箸」によって資源のムダ使いをしているのかと、思わず拡大解釈してしまうが、やはり便利さには変えられず、今日も昼ご飯は割り箸を使用した・・・。(けど割り箸は、実はリサイクル商品なのです!)
で、西洋ではやはり、お箸文化のある国はあまりないようで、日本に来た人がまず最初に苦労するのが、このお箸なんだとか。昔、今は亡き天才レーサーのアイルトン・セナがフジテレビの特別番組で日本食を堪能するシーンがあったのだが、ブラジル人の彼は箸を使えず、ウニをスプーンで食べるといういびつなシーンが放映されていた。アメリカに行ったら、吉野家の牛丼はスプーンで食べる。(余談だが、アメリカの吉牛にはドライブスルーがあるのだ!まさにファーストフード!アメリカでの牛丼の呼び名は「Beef Bowl」)学生時代旅行に行ったオーストラリアでも、普段お箸を常備している店はなく、大きな皿にいろんな料理を盛り付ける、いわゆる「プレートランチ?」が多かったのを覚えている。とにかくスプーンとフォークしか使ってなかった。やたらと鳥肉料理が多かったかな?最後の方になって、日本料理の店を訪ねる機会があったが、さすがにその店にはお箸があった。ちょっとホッとした。しかし、お茶は有料だし、座敷はない。現地の人にとっては当然の事だが、「日本」という観点で見てしまうからやはりカルチャーショックだった。
しかし、この「お箸を使う」ということは、僕達に繊細な感覚を身につけさせてくれたり、さらには神経細胞を活性化させ数学力を鍛える、という説まであるのだ!我が国が、そして東洋の国々が誇るお箸文化。これからも後世にきっちりと語り継いで行きたい。その前に・・・僕の箸の使い方(写真)は正しいのか・・・?