セブン&アイ・ホールディングス?

royaldo2005-09-07

仕事帰りに明石のイトーヨーカ堂に寄った時のことですが、おなじみのハトマークの看板が変わってました。それは、写真にあるような、どこかで見たことあるような・・・そう、セブンイレブン風の新しい看板に架け替えていたのです。これは、イトーヨーカ堂やその傘下にあるセブンイレブンデニーズを、同じ系列企業とした上で、持ち株会社の「セブン&アイ・ホールディングス」を新たに立ち上げたからだといいます。今まで、コンビニ最大手のセブンイレブンはイトーヨーカ堂の子会社でしたが、これで同等の立場になる訳です。しかし総合スーパーというのは全国的に苦戦を強いられている所が多く、新たに60店舗程の追加閉店(その中には、僕の会社帰りに寄っている店も含まれていた!)を発表したダイエーを始め、規模縮小や一部テナントを専門店に明渡すなどの策がとられているようです。そんな中、このイトーヨーカ堂も30店舗程の不採算店舗を閉鎖するという報道がありました。かつては産業再生機構入りしたダイエーのスポンサーにも名乗り出た程でしたが・・・それにしても、この看板は何かピンと来ない。やはりコンビニを連想してしまい、総合スーパーなのに安っぽい感じがするのは僕だけでしょうか?
ところで、新たにスタートしたセブン&アイ・ホールディングスですが、あれだけ多くの店舗がありながらまだ全国展開はしていません。特にイトーヨーカ堂が未だに九州に進出していないのが納得いきません。青果物を取り扱っている僕の父親の話では、イトーヨーカ堂の方針は九州の卸業者と合わないから進出できないのだそうです。確かに、生まれ故郷の北九州市伊勢丹が進出した時も、地元の業者とのつながりが薄く東京などの大都市からの仕入れが多い流通形態ゆえに地元の支持を得られず、初年度から苦戦している現実を知ると、いくら全国企業でも、「郷に入らば郷に従え」なんだな、と実感してしまいました。けど、やはり福岡にイトーヨーカ堂が進出して欲しいものです。あと、デニーズも。ちなみに、以前の記事で取り上げた、「鹿児島にセブンイレブンがない」という理由は、何と地域協定だそうです!よそ者は新規参入させないという、何とも閉鎖的な協定により、セブンイレブンができないそうですが・・・新幹線が開通し、今まで進出してこなかった全国企業が鹿児島出店を加速していけば、そのうちセブンイレブンを受け入れざるを得ないでしょう。
けどこの看板は・・・どう見てもコンビニだ!