世界各国でこんなに違う国際的商品のCM

royaldo2006-06-15

このシリーズは時々連載でやって行きたいと思っています。そう、同じ商品のCMを国別でピックアップしてみるコーナーです。
第1回目の商品は、「レクサスIS」・・・ごめん、完全に僕の趣味の世界だ。けど海外のレクサスサイトを見ていると、実際にその国でオンエアされているテレビCMの動画を見ることができ、「同じ車でも国によって捕らえ方が全然違うんだな」と感心してしまいました。
ちなみにレクサスISとは、トヨタの高級車ブランド「レクサス」から登場した、2.5〜3.5Lクラスの高級スポーツセダンで、日本でいうとマークXとほぼ車格が一致します。さらに世界でいうと、あのBMW3シリーズが最大のライバルに当たる、世界的に競争が激しいジャンルに送り込まれたクルマでもあります。
レクサスISの商品情報はコチラ。
http://lexus.jp/models/is/index.html
それでは、国別CM画像をご覧下さい。
 
まずは日本の「レクサスIS」から。
http://lexus.jp/feel_lexus/journey/
ここから「IS」をセレクト。

これは実際にCMで使われている映像のロングバージョンですが、日本では「社会的に成功を治めたヤング・エグゼクティブが公私を颯爽と、そして優雅に楽しむ」というイメージをアピールしている映像が盛り込まれています。正に、「カッコいい生き方をする人のパートナー、IS」、さらには、「成功の象徴、IS」を強調したCMです。
 
続いてレクサスの最重要国、アメリカでのCM映像です。
http://www.lexus.com/models/is/gallery_videos.html
 
こちらはISの「スポーツセダン」としての魅力をストレートに捕らえた映像となっています。しかもアメリカのレクサスのCMは、やたらと馬力を強調しています。アメリカでもスペックにこだわるユーザーが多いということでしょうか?
 
さらにはヨーロッパ、代表してドイツでのCM映像です。
http://www.lexus.de/lexus_cars/is_new/is220d/index.asp
ここから「TV spot」をクリック。
  
まず何言ってるかわからない!何せドイツ語は大学1年の時に少し勉強しただけなのですっかり忘れてしまったこともあってつかみどころすらありません!けど、それ故にかえって新鮮です!
日本やアメリカとは違い、とても静かなイメージです。さらにヨーロッパのみラインナップに加えられているディーゼル車が主役になってます。何せヨーロッパではエコカーの切り札がこのディーゼル車なのですから。日本、特に東京都では悪者扱いされているディーゼルエコカー・・・これもお国柄なのでしょうか?ちなみに、映像自体はイギリスやイタリアでも同じ物が使用されています。
 
そして香港。このバージョンが僕的には一番カッコよかった!
http://www.lexus-is.com.hk/
ここから「TV commercial」をクリック。
 
高級ホテルにレクサスISでやって来たセレブな(?)女性からカードキーを預かったドアマン。その瞬間、ドアマンの脳裏に自分がISでエキサイティングに走りを楽しむシーンがよぎり、思わず興奮してしまうというものです。この展開は非常にカッコいいし、ISの運動性能をアピールするには最良のテクスチャーだと思います!ちなみに、香港だから中国語のナレーションかと思っていましたが、実際は英語でした。
 
そして最後はオーストラリア。
http://www.lexus.com.au/models/gallery.asp?model=IS250&view=gallery&page=photo
ここから「TV commercial」をクリック。
 
これは「マトリックス」か?何とも奇妙なCG満載の映像で、コロシアムみたいな場所にバッファローとマッチョマンとレクサスISが衝突するやいなや、バッファローとマッチョマンがISに吸い込まれていき、そして止まったISから、まるで「ターミネーター2」で出てきた悪役のT-1000のように運転席ドアから、マトリックスに出てくる主役のネオ風の男がニョロっと出てくるという、想像もつかないようなイメージでまとめ上げられていました。オーストラリアの人ってかなりクリエイティブな人が多いのでしょうか?僕はついて行けませんでした・・・。
 
ちなみに僕的には中国語と韓国語のバージョンを期待していたのですが、残念ながらありませんでした。
 
とはいえ、それぞれの国と地域の顧客に訴えるのがテレビCMな訳ですから、その映像から、地域性や国民性が少しは見えてくるかもしれません。さらには「クルマに対する各国の捕らえ方」の違いも。これはなかなか興味深いものだと思いました。
 
今日はかなり僕の趣味が入っていましたが、今後はもっとわかりやすい商品で続編をやっていきたいと思います!それでは次回をお楽しみに!