平凡な都会の風景

今日は久々に僕の個人的な日記です。
最近パソコンに向かって根詰めて仕事する機会が多いのですが、図面や資料の作成を長時間ぶっ続けですることは出来ません。やはり人間ですから・・・。
そんな訳で息抜きをする為によく行くのが会社の屋上。たかだか4階建てのビルの屋上なので、「見下ろす」というには程遠いのですが、周りにそんな大きな建物がないから、おぼろげながら大阪梅田のビル街や、日本一低い山・天保山(標高4m!)の高層マンション街などの「都会の輪郭」が見える場所です。

決して派手な建物が近くにある訳でもないし、標高が高くないからダイナミックさのかけらもない風景。だけど建物が込み入ったように建ち並び、阪神高速阪神電車が都心に向かって伸びている、その風景を見ると、「都会で生活している」ことを実感してしまうのです。だから「平凡な都会の風景」というフレーズが頭に浮かんだのですが、都会への憧れと共に社会人デビューしてから数年が経ち、いろんな事を経験していくうちにこの風景にいろんな感情が彩られていきました。だけど僕も今住んでいる場所に愛着が出てきたのか、このような都心からちょっと離れた場所での生活がいちばんいいな、と思っています。だから今まで長期出張で行っていた土地から戻ってくると、ものすごい安心感を実感することができるのです。実家の両親からは「できたら福岡で新しい職場を探して欲しい」と言われることも増えてきました。確かに僕は福岡が好きだし、両親の近くに住んでいるほうがこの先両親に何かあった時に対応が出来るから考えてはいるのですが・・・機械技術系の仕事は福岡にはほとんどないという現実と、福岡でさえも不便に思えるようになる程都会の生活に慣れすぎたこともあり、しばらくは都会で生活することを希望している今日この頃です。けど尼崎の空は、昔に比べるとずいぶんきれいになったそうですが、60〜70年代あたりの公害問題がピークに達していた頃はきっと黒い空だったんだろうな・・・。この日は梅雨が明けてもないのによく晴れていて、大阪の最高気温は34℃でした!暑いけど湿度が高くてなんかモワっとした空気でしたが、来週以降も、仕事の息抜きがてらにこの風景を眺めていることでしょう。
そういえば、矢井田瞳が去年出したCDに「ビルを見下ろす屋上で」という曲があって、都会の生活の厳しさを噛みしめながらも遠い誰かを思う、っていった歌詞の曲がありましたが、なんか屋上で空を眺めると物思いにふけてしまう。なんでだろう?