気になる中身

関西、とりわけその賑わいの中心である京阪神エリアで生活している僕でも、そのメインとなる交通手段は車です。さすがに昔に比べると梅田に車で来ることは少なくなりましたが、それでも都心に車で乗り込む機会はけっこうある僕ですが、やはり都心部となるとよく利用するのが機械式立体駐車場。もっとも、大阪市の中心街には驚くほど自走式立体駐車場が少なく、かつて紹介したように百貨店がろくに駐車場を確保できていないのが現実です。だから比較的安いタワーパーキングに車を止めることが多く、特に心斎橋に行く際は少し離れた本町付近の50分200円の立体駐車場を利用し、折り畳みチャリで心斎橋まで乗り込むのですが、このような立体駐車場を見ると、「中身はどうなってるんやろ?」と、素朴な疑問を抱いてしまいます。で、この手のタワーパーキング、何かの番組で実際に車に乗ったまま一周するコーナーをやっていたのですが、レポーターによると「至ってフツー」ということでした。そりゃそうだよな・・・。しかし、ここ10年で新手の機械式駐車場が出てくるようになりました!
それは、僕の地元・福岡の百貨店でよく採用されているもので、天神の岩田屋本館や北九州・小倉の井筒屋新館の地下駐車場にある、車が縦方向ではなく横方向に移動するタイプの機械式駐車場です。写真がないので表現しづらいのですが、まず3〜4レーン程ある入口側に車を移動し、そこでドライバーは車を降ります。すると、停車位置にあるローラーコンベヤが横に車を運び、そこにはカーリフトが。左右方向に移動した車はリフトによってさらに下の階に移動するのですが、どういう構造かは知らないが、上下ではなく前後左右方向に車は運ばれ、機械によって置かれています。その証拠に、入口側が建物の東側にあるとしたら、出口側はその西側の果てにあるのです。これはどう考えても、車は前後方向に動いているということになります。そして同じように横側が開閉するカーリフトから、まるでホワイトベースのカタパルトデッキにガンダムが現れるように、車がスッと横移動してドライバーに引き渡す、という構造です。
この手の駐車場は、まだ関西では見たことがありませんが、ちょっと複雑な動きをしているだけに妙にその中身が気になります!・・・ていうか、かなりマニアックな世界でもあるのでご存知の方はめったにいないかもしれませんが、今日はそんな「素朴な疑問」を取り上げてみました。