1.000万円級の超・高級車が織り成す世界

royaldo2006-09-29

車好きのroyaldoがお届けする「人生は娯楽だ!」ですが、その中でも登場を今か今かと待ちわびていた日本のフラッグシップカーともいうべき高級車、レクサスLS460が遂に日本デビューを果たし、販売を開始致しました!
このレクサスというブランドに関しては何度となく紹介していますが、このLSが果たす役割は非常に重要であり、今後のレクサスの命運が託されているといっても過言ではありません!何せライバルが、メルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズ、アウディA8等といった欧州の超・定番車種なのですから、生半可な作りでは相手になりません!果たして「世界1級品の高級車」に対するトヨタの答えとは?久々に、あの格式(座位?)が高いレクサスのショールームに出掛けました!
前回同様ドアマンに迎えられての入店は、その上品なたたずまい故にどうしても緊張してしまいます。今日もセールスコンサルタント(顧客案内係)の案内の元、2階の展示スペースへ・・・ありました!レクサスLSが2台。早速多くの人がこの車に見入っていましたが、ぱっと見で思ったのが「塗装が美しい!」ということでした。おそらく日本車一の塗装技術だと思います。まるで鏡のようでした!そして全長5mというロングボディは伸びやかで、それまでの旧セルシオがややボテっとしたデザインだったことを考えると非常に洗練された感じがしました。そして、一番気になっていた室内に乗り込むと、その上質感に圧倒されました!メローホワイトと呼ばれる、清楚なんだけどゴージャスな色で仕立てられた本革シートは感触が柔らかく、普通の車ならオプションのシート生地として採用されるアルカンターラが天井に使われてたり、やたらと凝ったリアの電動サンシェードや丁寧に開く収納ボックス等、とにかく細かい所に気配りが行き届いているのです!
と、書き出したらキリがないのですが、僕が感じた先程のテーマに対するトヨタの解答は、「おもてなし」「気配り」という点にあるのだと思いました!ナビの設定やレストランの予約なんかもオペレーターが行ってくれる通信サービスや、前方の障害物を感知してステアリングの舵角を変更したり脇見運転を警告したり・・・さらには盗難された場合に遠隔操作でエンジンを切るという究極のイモビライザーなど、ハイテク武装されたその全てはドライバーやゲスト、つまり人中心の開発思想の元に生み出されたもの・・・そんな日本人ならではの細かな心遣いで世界の強豪に勝負を挑んだ訳です!確かに、自動車の基本である走行時の動体質感がライバル(ベンツやBMW)に劣るなどといった試乗記もよく見ますが、レクサス流のやり方が世界に通用するのか、その動向を見守っていきたいと思います!
More Detailes→http://lexus.jp/models/ls/index.html


で、やはり気になるレクサスLSのお値段。これがまたすごい!一番安くて770万円!最上級車種がオプションなしでも965万円!!そして、その最上級車種にレクサス自慢の安全システム(プリクラッシュセーフティーシステム)や後席用DVD(地デジも見れる!)を追加すると・・・1,150万円に達してしまうのです!!!これはカローラ約7台分に相当する価格です!日本車が遂に1,000万円の領域に突入してしまいました!(※1)しかし、それでも最大のライバルであるM・ベンツのSクラスより安く(※2)、しかも現時点での予約が既に約9000台に及ぶというのには驚きました!あの最低でも1000万円するSクラスを街でよく見かけるのですから、関西を含む大都市圏にはこれらのクルマを必要とする大富豪が多いのでしょう。そんな目の肥えたセレブ達の間でレクサスLSは受け入れられるのか?そして、その評価が、それまでブランド像がぼんやりしていたとも言われている先行販売車種のGSやISにも魅力を波及させることができるのか?日本ならではの「ブランド神話」への挑戦という側面から見ても、やはりこの日本代表ともいうべきレクサスに頑張って欲しいものです!
  
(※1)VIP専用車である「センチュリー」「プレジデント」は除く。あと、スーパースポーツカーのホンダ「NSX-R」(絶版車)も1,000万円を超えていました!
(※2)来年4月に登場予定の、LSのさらに頂点ともいうべきハイブリッドモデル「LS600hL」は、何と1,200万円以上するらしい!
  
  
来場記念品もプレミアム
ただクルマを見に来ただけの人も含めた来場者全てに配られた記念品。それもまた超・高級でした!

箱の中には小さいけれど味わい深いプチガトーのケーキセットが、そして、タダでもらえる記念品の域を超えたアルミフレーム採用の扇子と本革ケース!さらには、LSのカタログも、まるで写真集のようなボリューム感があり、こういったサービス品にまで高級感が感じられるあたりはさすがです!しかし、それを必然とするのが超・高級車販売の世界なんだろうなぁ・・・。