今週の1枚 Vol.7

どんなに忙しくてもこのコーナーは必ずやります!で、今日ピックアップしたのは、まだインターネットという存在が世間に知れ渡るよりも遥か昔の、1990年のヒットナンバーです!
  
徳永英明「壊れかけのradio」(ベスト盤「SINGLE COLLECTION 1986-1991」他に収録)

シングルコレクション(1986~1991)

シングルコレクション(1986~1991)

最近カヴァーアルバムを2枚リリースし、ミュージックシーンに久々に帰ってきた徳永英明の、自身のキャリアの中では最大のヒット曲がこの曲でした。
ていうか、最近この曲を聴く機会がやたらと増えてきました!ラジオや店内放送、さらにはiTunes music storeなどのダウンロードサイトにも出回ったりと、再びこの楽曲のよさが再認識されたのかもしれませんが、懐かしさの余り思わずダウンロードして聴いています!
「思春期に少年から大人に変わる」・・・というフレーズ、その時代を彼が過ごした街は僕が住んでいる尼崎!しかも出身は福岡、ということもあって、何か妙な親近感を感じます。昔買ったラジオが壊れかけるのと共に大きな葛藤を抱え、そんな折に大切な物を、いくつものメロディーを奏でてくれたラジオに求める・・・思春期の揺れ動く心を上手く表現している名曲だと思います!
そもそも彼が最盛期だった頃は僕もよく聴いてました。フルコーラスは6分強と長いが、去り行く恋の寂しさを渾身の力で歌い上げていた「最後の言い訳」や、高校受験間近の僕にとっては応援歌でもあった「夢を信じて」など、当時お世話になった名曲が収録されたベストアルバム、その中でも特に思い入れがあったのがこの「壊れかけのradio」でした。
けど歌うのは非常に難しく、こないだ会社の中途採用社員歓迎会の2次会でこの曲を歌いましたが、最後の3コーラス目からかなりしんどくなり、まさに「壊れかけ」の状態でした・・・。
  
ちなみにどうでもいい余談ですが、昔福岡ダイエーホークス(現・ソフトバンク)にラジオという外人投手がいて、何かの試合で中盤あたりで突然乱調となり、ラジオ実況していた地元局(確かKBCだったと思う・・・)のアナウンサーが、「これはもはや壊れかけのラジオです!」と実況していたことが今となっては懐かしい・・・。