実家もデジタルの時代へ

福岡帰省ネタのラストは・・・ていうか、今回はオーバーホール休暇だけあって、あまりこれといった事をしてないような7日間だったのでブログに書きたくなるようなネタが少なかった・・・ので、明石の我が家に続き北九州の実家にも登場した薄型テレビの話です。
僕の家と時を同じくしてテレビを買い換えた実家に登場したのは、37V型のプラズマテレビ!銘柄はもちろん、我が家の伝統にならい(?)パナソニックの「ビエラ」です!

ひと昔前なら、プラズマテレビといえば法人ユーザー向けというイメージが強く、飲食店や病院の待合室などの公共性のある場所でしかお目にかからないような代物でした。だからプラズマテレビがある家庭におじゃましたことはなく、その第一号が自分の実家だということに正直驚きました!
とはいえ、プラズマテレビも随分安くなってきたみたいです。買い替え需要も多いことだし。しかしその背景には、液晶陣営との熾烈なテレビ市場における主導権争いがあるのです。
普通フルスペックハイビジョンになり得るサイズはこの37V型以上でないと無理だということもあって、パナソニックの場合は37V以上を全てプラズマテレビにしているのですが、液晶の先駆者であるシャープは、業績の拡大に大きく貢献した主力商品「アクオス」の大型化を推進し、液晶テレビの為におなじみの亀山工場を作り、ついには65V型の巨大液晶テレビを作り出すなど、かつての「小型は液晶、大型はプラズマ」といった定説(?)に真っ向勝負を挑んできました!
一方でパナソニックプラズマテレビのリーディングカンパニー!故に「ビエラ」も本命はプラズマであり(僕が持っている液晶ビエラは「プラズマがカバーしきれない範囲の小型サイズ用」だというのがパナソニックの見解だと思います)、こないだまで僕が住んでいた尼崎に世界最大のプラズマ工場を作るなど、今やかつての「VHS vs ベータ」のような激しい競争を勝ち抜く為のコストダウン&機能アップ!そしてついにプラズマテレビの凄さを我が家で実感することができました!
やはり画像はプラズマの方がきれいでした!動画にも強いし、色合いの表現力も見事!とにかく帰省期間中はビジターゲームも含めて全試合中継に近付きつつあるのホークス戦中継をデータ放送と共に楽しむことが出来ました!
しかしこのテレビが凄いのは、一つのリモコンでDVDレコーダーを操作できる「ビエラリンク」。さすがにこの辺は、「テレビと一緒に自社製品のDVDも買ってください」と言わんばかりのメーカーの策略!?そして両親はそれに見事にハマり、セットで買ったのがビデオ一体型DVDレコーダー!僕的には、テレビ以上にこっちの方が驚いた!

僕が持っているDVDレコーダーにはHDDが付いていないので、普通モードでも44時間録画できるというHDDはやっぱり凄いと思いました!しかもデジタル放送が録画できるハイビジョン対応モデル!確かに僕もそんなにテレビ番組を録画する機会はないので、「今すぐ買い換えたい!」というものではありませんが、やはり最新モデルの充実した機能の素晴らしさを見せ付けられた様な気がしました!
  
で、「液晶&プラズマTV」について記事を書いた訳ですが、とあるインターネット調査によると、日本の各世帯にあるテレビの約6割は従来どおりのブラウン管方式のテレビなんだそうです。確かに出荷量ベースでは液晶・プラズマ陣営がブラウン管を上回り、僕の前職でお世話になっていた常顧客メーカーがブラウン管に関わる部品の国内生産から撤退してしまうなど、あたかも世代交代は完全に進んでいるように思えたものの実際はそうではないようです。
故に、2011年7月のアナログ放送終了は延期されるのでは?という話をよく耳にします。特に高齢者が多い地域(特に離島)では、強制的にテレビの買い替えを迫る状況は問題になると思うし・・・。テレビは一度買ったらだいたい10年は使うものだし、故障でもしない限りは「今のままで十分!」と思うものです。だから2011年というのは時期早々かなと思いつつも、やっぱり「地デジ&プラズマはすごい!」と思った実家でのひと時でした。
  
「プラズマ陣営」パナソニックの「ビエラ」紹介ページ:http://www.viera.jp/
「液晶陣営」シャープの「アクオス」紹介ページ:http://www.sharp.co.jp/aquos/
  

ちなみに、13年振りのテレビ買い替えでその役目を終えた我が家の旧テレビを実家の弟の部屋に贈る事になり、これで5つ目の入居先へと旅立つこととなりました。まだまだ壊れた訳ではないので、引き取り先が見つかってホッとしています。
けどこのブログでテレビの話をする機会も、これが最初で最後かも・・・。