今週の1枚 Vol.32

すっかり「月曜恒例」となりつつあるこのコーナーですが、かつては「味気ない」と消極的なイメージだった音楽サイトからのダウンロード音源を紹介する機会も増えました。これも時代の流れ?
今日は1曲紹介ですが、ダウンロード配信限定という、Bank Bandの新曲です!
  
Bank Band「はるまついぶき」

僕が敬愛するMr.Childrenのヴォーカル・桜井和寿氏とプロデューサーの小林武史氏を中心に、「音楽で自然環境に奉仕するユニット」として活動を展開しているBank Bandですが、去年の「to U」からオリジナルソングを出すようになり、その第2弾は・・・iTunes Music Storeを含むダウンロード限定なんだそうです!
iTunes Music Store(以下iMS)からの購入はコチラ!
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=262984823&s=143462&i=262984830
かつてiMSは品揃えの悪さで有名で、1年前は古い歌ばっかりがラインナップに並び、あまり有難みを感じることがなかったのですが、ここ最近は最新曲も増え、少しずつユーザーの期待に沿えつつあります。そして今回、あのBank Bandの新曲を配信するのですから大したモノです!
ただでさえメッセージ色が強い曲を何曲も世に送り込んでいる桜井和寿ですが、今回は特に強烈なまでのメッセージが込められています!というのも、この曲が出来る背景として、7月開催予定だった「sp bank fes'07が台風で流れたり(結局1日のみ開催)、さらにその直後に起きた新潟県中越沖地震など、自然の猛威によって足元をすくわれる出来事を経験した人たちにとって、やがて本当の意味で春がやってくる、それを信じてこの時期にリリースしたそうです。
 
「はるまついぶき」リリースへの背景も語られている「bank band」からのメッセージはコチラ!→http://www.apbank-ecoreso.jp/07/harumatsuibuki/index.html
 
そしてこの曲の売上げ(配信料)は、新潟の被災地復興支援にも役立てるそうです。僕は実際に体験した訳ではありませんが、阪神大震災を通じて自然災害の恐ろしさと、それによって大切なものを失うことの辛さは僕にも分かります。だからそんな被災地の人たちに、少しでも役に立てたら・・・と思いつつ、ダウンロードという形ではありますが、この「はるまついぶき」に復興への願いを託したいと思います。