元祖・抹茶ソフト!?

昨日に引き続き、和歌山からのネタです!
いつも楽しい時間を提供してくれる大阪の仲間のうち、飲み会や野球観戦やライブ等によく行くメンバー4人の中で去年あたりから「抹茶ソフト論争」なるものが勃発しました!そのきっかけとなったのが、メンバーのうち2人が和歌山で毎年開催されている、コブクロの「ファンフェスタ」に行った際に会場の露店販売で食したという、とあるソフトクリームでした!その名もズバリ、「グリーンソフト」!
どうやらこれが「世界初の抹茶ソフト」らしく、和歌山の老舗緑茶専門店の「玉林園」という店が1958年に開発したのが始まりなんだとか。故に、3人が口を揃えて、「抹茶ソフトの本番は和歌山だ!」と言い出したのだ!とはいえ、お茶のイメージがほとんどない和歌山が何故「抹茶ソフトの本場」なのか?全く理解出来ませんでした!やっぱり抹茶ソフトの本場は京都だろう!・・・とはいえ、その「世界初の抹茶ソフト」とは一体どんなものなのか?その真相を探る為、グリーンソフトを求めてJR和歌山駅ビルを調査!すると・・・意外なところにあったのです!何と、それはパン屋さん!

どうやらグリーンソフトは、玉林園の店舗のみならず、和歌山県内のあらゆる店のソフトクリームコーナーで食すことが出来るようになっていたのでした!ついにグリーンソフトとのご対面だ!

世界初の抹茶ソフトの味とは?・・・一口食べた時に感じた!これは甘い!玉林園のホームページでは、「甘さを抑えた」と書いてありましたが、これは今まで京都などで食べた抹茶ソフトよりも甘い!確かに、抹茶の風味はしっかりと生かされており、「お茶屋さんが作ったソフトクリームなんだな!」と実感するには十分な味わい!しかし、当時抹茶のアイスなど誰も口にしたことがなかっただけに、いきなり抹茶の味がキツ過ぎるとかえって売れないと踏んだのか?一般的なアイスクリームの味わいが一番に際立っており、抹茶の風味が脇役になっているような気がしました!しかも、その色合いは・・・抹茶の緑色ではなく、まるでコーヒーソフトと勘違いしそうな色!これもまた、世間に抹茶のアイスの味を知ってもらうための、違和感があまりないレベルからのスタートだったんだなと思わせる、正に開発者たちの熱意が伝わってきそうな味でした!
そして、和歌山の人たちは、昔から慣れ親しんでいるだけに、「ふと食べたくなる時がやってくる、懐かしい味わいだ!」と思っている人が多いんだとか。で、今年の夏に中途採用で僕の会社に入社してきた人が和歌山出身で、やはりグリーンソフトにはお世話になったそうです。そして、その人の話によると・・・これには何と!「硬いグリーンソフト」と「柔らかいグリーンソフト」の2種類があるのだ!今回僕達が食したのは柔らかい方で、硬い方に関しては、ローソンなどのコンビニにも売っているんだそうです!
  
「グリーンソフト」に関する情報も盛り込んだ「玉林園」ホームページはコチラ!
http://www.gyokurin-en.co.jp/
  
とはいえ、確かに世界初の抹茶ソフト故、このグリーンソフトが「元祖・抹茶ソフト」であることは認めますが、やはり本場は京都でしょう!取り扱い店舗の数は半端じゃないし、恐らく抹茶ソフト消費量は全国一のはず!そう、始まりは広島市民球場だったにも関わらず、「ジェット風船飛ばし」の本場が甲子園球場になった様に・・・。
そして、元祖故の「当時の課題」をもうかがい知れるかのような、黎明期の味わいでした!本場は変わることもあるが、元祖となる場所は変わらない!故に、偉大な原点とも言うべき味を知ることが出来て本当によかった!
  
ただ気になる事が2つ・・・一つは、全国各地のお茶屋さんで、「ウチが元祖だ!」と言い出してくる店があるかもしれない事です!最近になって「セーラー服発祥の地」を巡って、福岡女学院高校と京都の平安女学院高校による「セーラー服論争」が勃発しているそうです!同じ事が抹茶ソフトでも起こるのか!?(鹿児島・知覧のお茶屋さん辺りが仕掛けて来そうな気が・・・)
そして二つ目は・・・抹茶ソフトとは関係ないのですが、玉林園の商品ラインナップにある「玉林園老舗ラーメン」!まさか・・・お茶のスープ、なんてことないですよね?抹茶入り手打ち麺、だったら個性的で面白いかも!(美味しいという補償はないが・・・)
  
  
結局、「抹茶ソフト論争」は、しばらく続きそうです・・・。