今週の1枚 Vol.45

更新日は火曜日ですが、無理矢理「月曜恒例」の音楽コーナーです!
このコーナー最多出場、とにかく去年はよく聴いた、ライブでも観れた、コブクロの新作紹介です!
 
 
コブクロ「5296」

5296

5296

ここ数年で最も躍進したJ-POPアーティストは、コブクロと言っても過言ではないかと思います!ライブは連日盛況!ベストアルバムは今もなお売れ続けています!それだけに、「大ヒットベストアルバムの後にリリースされるオリジナルアルバム」というのは、そのアーティストの真価が問われる重要な1枚!
去年の暮れにリリースされ、DVD付き初回限定盤もありましたが、結局TSUTAYAでレンタルして聴きました。
 
このアルバムは、今まで以上に深みのある楽曲が多いと思います!言い換えれば、力強い曲が本当に多い!
去年を代表する曲「蕾」や、今を生きる人たちに希望を与えてくれる「蒼く 優しく」といった大ヒットシングルはもちろんですが、エッジの効いたギターワークと黒田俊介の骨太なヴォーカルが光る「水面の蝶(#8)」「Fragile mind(#13)」は、正に歌い手の魂が感じられる作品!
その一方で、今度は小渕健太郎の優しさが滲み出るようなメロディーの「コイン(#2)」「Diary(#12)」は、恋する2人のなにげない生活の中から感じられるひと時の幸せを思い出させてくれます!
何となく懐かしさを感じられるサウンド、奇をてらわずシンプルな音と声の魅力で直球勝負を挑んでくるコブクロの良さが見事に活かされた作品だと思います!
特に気に入ったのが「風見鶏(#11)」。6分のフルコーラスという長めの曲ですが、思わず最後まで聴きこんでしまう、このアルバムの特色を最も反映した曲だと思います!
他にも、去年の「風に吹かれて2007」ではアンコール前に歌ってくれた「どんな空でも(#4)」が収録されていたのは嬉しい限りです!あの日の感動がさらに蘇ってきます!映画の主題歌として今後聴く機会が増えそうな「WHITE DAYS(#6)」も、真冬の寒い日に映えるきれいな歌声と、情緒的あふれる曲調が素晴らしいと思いました!
 
と、コブクロの実力を十分に堪能できる最新アルバムですが、一つだけ残念なことが・・・。それは、「君と言う名の翼」が収録されていることです!
大ヒットシングルなのですが、何故残念なのか・・・それは、キャリアの一区切りとなるベストアルバムに収録された曲が、その後にリリースされたオリジナルアルバムに収録されるというのは歓迎出来ない事だからです。まるで最新作、いや、これからの音楽活動に自信がないかのような意味にもとられてしまいます・・・。
かつて宇多田ヒカルゴスペラーズも同様の過ちをしてしまいましたが、せっかくの会心作だけにこれだけはやって欲しくなかった・・・。それならば、ライブでも好評の「彼方へ」を代わりに収録して欲しかったです!(ちなみに僕のiPodのプレイリストは「彼方へ」に差し替えています)
  
けっこう長く書きましたが、やはりコブクロの人気と実力は本物だ!今後も多くの、そして幅広い年代のファンに愛され続けることでしょう!僕の両親もすっかりコブクロファンになりました!
そして、これからはライブも競争率が高くなりそうですが・・・今度はコブクロ単独のライブを観に行きたい!チケット取るなら・・・ネットオークションが堅いのでしょうか?