絶対的鹿児島の象徴・桜島!

急遽1日別記事を差し込んだ後に再開となった鹿児島ツアーレポートも、いよいよ3日目の紹介となりました!
前2日は、ほとんどが個人的な思い出の地でしたが、今日ご紹介するのは、誰もが「鹿児島と言えば?」と聞かれると真っ先に思い付くはずの絶対的シンボル・桜島です!
 
日本でただ一つ、県庁所在地の繁華街間近に有する「都市型活火山(?)」の桜島。その昔は、その名の通りの離島でした。大正時代の大噴火によって流出した溶岩が対岸の大隈半島まで繋がったことで、現在では陸続きになっており、「溶岩道路」と呼ばれる国道224号線が島の南海岸沿いを走っています。
とはいえ、鹿児島市から桜島に行くには当然フェリーが必要!そして、県内のJRよりもはるかに本数が多い(!)10分に1本のペースで運行されているのが、「桜島フェリー」です!

僕が鹿児島を去った後の9年間のうちに、フェリーのターミナルが改装され、広くきれいになりました!それに併せて、付近の街づくりも進んで参りました。そんな新ターミナルに、たくさんの人と車を乗せて桜島フェリーが到着!

久々に乗った桜島フェリーは、かなりのハイピッチで運行されてはいますが、船内施設はけっこう充実しており、売店うどん屋さんまであるのだ!そして、バイトで大隈半島へ取材や番組制作に行く際に、ここのそばをよく食べました!
そして、少しずつ離れていく市街地・・・。

拡がる錦江湾の青い海!

そして、わずか10分で目の前に迫る桜島!そこから見える、桜島の生活施設や住宅。活火山のふもとの生活とはいかに?
 
ついに、そして久々に、桜島到着です!
 
この日は夕方の飛行機まで他の予定もある為、桜島には2時間程度しかいられないので、フェリーターミナル傍のレンタルサイクルの店で、かつての愛車(?)ママチャリを2時間600円でレンタル。すると、そこのおじいちゃんが、まるでコンシュルジュのように僕の滞在時間に合わせたオススメ回遊コースを案内してくれました!初めて桜島を訪れる人には嬉しい、おじいちゃんの心意気でした!
ここからは、ほんの一部分ではありますが、桜島スナップショットをお届け致します!
 
桜島専用ローソン&ファミマ
京都に行くと、市の条例でそうなっているのかは知らないが、ガソリンスタンドやファミレス、コンビニ等の看板が普通と違う配色になっています。全国各地にそういった別バージョンがいくつかあるそうですが、ここ桜島のコンビニは・・・

 
何と!桜島のイメージカラーに合わせてか、灰色を基調としたスペシャルカラー!
もちろん、店内はいたって普通ですが、恐らく全国で唯一のスペシャルバージョン!それ故?観光客も多数このコンビニを訪れていました。
ローソンに至っては、桜島を背景に眺めると、より一層のプレミアム感を実感できます!
 
溶岩道路
これが桜島のドライブウェイです。木々は生えていますがその土台となっているこの土地は本物の溶岩!故に、ものすごくゴツゴツした岩肌が、躍動する大地を表現しているかのように見えます!
 
溶岩道路を走行中も、常に間近に迫る桜島の勇姿を見ることが出来ます。途中下車できる自転車だからこそ、じっくりとその勇姿に身を委ねることが出来るようで、かなりの写真を撮りまくりました!
 
西郷岩
溶岩道路から、今度は脇道の遊歩道に入ります。周りにはたくさんの溶岩があるのですが、そんな中、偶然にも西郷どんそっくりの形になった、と言われているのがこの岩!
 
左の写真からだと、西郷どんチックな角刈り頭の、右斜め後ろから見た感じが見てとれます!これを「西郷岩」と言えるかどうかは別として、人の頭に見えるのは確か!こうした、自然界のいたずらとも言える造形に、ますます「躍動する大地」を感じます!
 
鹿児島一の偉人とはこの人の事を言うのでは?
そして、最近桜島を訪れる人の中に、「ここに来る為に桜島に来た!」 という人が非常に増えていると聞きます。今から4年前、2004年の8月に行われた伝説のオールナイトライブが開催された地です。そこで7万人のファンを魅了した人・・・長渕剛
鹿児島生まれの長渕剛が、郷土への愛情を持ち続けたからこそ実現したこの地でのライブ!その時の感動と、後に続く音楽人への期待を込めて、このようなモニュメントが設立されました!
 
「叫びの像」!もちろん、モチーフとなったのは、この地で熱唱する長渕剛桜島にも負けない躍動感が込められたような造形でした!この日も多くの観光客がここで記念撮影を行い、長渕剛に憧れて音楽を始めた人たちが、彼の歌を弾き語りで熱唱していました!
 
「叫びの像」を後ろから見ると、まるで長渕剛桜島に向かって吠えているかのようでした!正に、魂の像です!
 
「叫びの像」はこの辺にあります!
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=31%2F34%2F29.126&lon=130%2F36%2F12.026&layer=0&sc=3&ac=46201&size=l&type=static&pointer=on&mode=map
 
溶岩で埋もれた島の跡

鳥島(からすじま)」・・・かつてそう呼ばれる島があり、1914年の大噴火の果てに、完全に溶岩に飲み込まれてしまいました。大正時代は桜島の噴火が激しく、海岸線をも変えてしまう程の猛威を振るっていたのですが、その爪跡とも言うべき姿です。
ただ、その事を知らずに訪れると、本当に何事もなかったかのように見えるものです。そこに拡がるのは、正に溶岩の海!

 
溶岩と海岸線と対岸の街
ここから先は、フェリーターミナルに向けて遊歩道を進む。溶岩に向けて波打つ海。何か異様な風景ですが、これもおそらく桜島でしか見れない風景です!
 
そして、対岸に鹿児島の市街地が見えて来ました!前の日は反対側の景色を眺めていましたが、今度は対岸の景色がとても華やかに映りました!溶岩と街・・・このコントラストは、他では見れない桜島ならではのものです!きっと夜景もきれいだと思います。ただ、外灯もないのでたどり着けるかどうかは謎ですが・・・。
 
そんな全国有数の「活火山のある風景」を再び体感することが出来てよかった!さらに、それをママチャリでやったというのも、僕にとっては感慨深いものがあります!僕が鹿児島に来た最初の年のGWには錦江湾を回ってママチャリで桜島まで来たことがあるだけに、旅情と生活感が同時に蘇る、素晴らしい桜島との再会になりました!

確かに噴火している時は、かなり生活に支障となりますが、全国の皆様にも、ぜひここ桜島に足を運んで欲しいと思いました! 

次回は、ここも鹿児島県!桜島港近くにある、奄美名物が味わえるレストランからお届け致します。