門司港レトロ散策(後編)

先日に引き続き、門司港レトロの魅力案内の後編をお届け致します!
 
さすがに今回も時間に限りがあった為、紹介出来るスポットはほんの一部なのです・・・。それ程まで見所いっぱいの門司港レトロ地区、その一部を今日も紹介します!

 
ブルーウィングもじ
この地区の魅力の一つが、文明開化の時代を思わせるレトロな雰囲気であることは言うまでもありませんが、もう一つ重要なのが、関門海峡ウォーターフロントエリアならではの「海のある風景」!
その魅力を際立たせるスポットが、全国的にもあまりお目に掛かれない、開閉式のはね橋「ブルーウイングもじ」です!

この橋は毎日6回程開閉するそうです。観光遊覧船が何台か通過するのですが、その開閉する様子は見事です!実際僕が開閉する瞬間を見たのは8年前ですが、まるで美しいオープンカーのような、2つの姿を持つといったシチュエーションが何とも素晴らしい!

この橋を渡った先にある「門司港ホテル」もまた、このエリアで人気を誇るスポットです。夏にはお洒落なビアガーデンもオープンし、さらには結婚式でもよく利用される等、デザイン同様のプレミアムなひと時が味わえるホテル!決して日帰りだけではない、下関エリアと併せての1泊旅行も十分楽しめるこの界隈で、実際に1泊するならぜひここに泊まりたい!
 
 
海峡レトロ通り
ブルーウィングもじを渡り、海沿い遊歩道を進んだ先にある観光施設が「海峡ドラマシップ」です!

今回は時間の関係で、有料となるこの施設には入りませんでした。ここでは関門海峡の歴史を再現した「海峡歴史回廊」や、バーチャル海底散策も楽しめる「海峡アトリウム」といった施設があり、関門海峡についてもっと知りたい人にはお勧めの場所だと言えます!
で、この日に訪れたのが、隣にある入場無料の施設「海峡レトロ通り」です!

まるで「横浜ラーメン博物館」のような、昔にタイムスリップしたかのような空間を屋内に再現!さらには、これまた門司港名物・バナナの叩き売りを再現した像まであります!

その中で僕の目を引いたのが、かつて北九州に存在していた路面電車

確か北九州のストリートから路面電車の線路が消えたのが1992年。その当時の路線は砂津〜黒崎間だけでしたが、1980年代初頭には、門司にも路面電車が走っていたのです!
 
ここにある電車は、路面電車開業初期に活躍した車両で、車内に入れば当時の運転席や、門司に路面電車が走っていた頃の懐かしい映像も楽しめる、ノスタルジックな雰囲気満点のスポットです!

当時の国道3号線を走る路面電車。元々車幅が狭い道なのに、一際目立つ電車のレール故、脇を走る車が窮屈そうに通り過ぎる風景は、僕の脳裏にもかすかに残っています。それを一気に思い出させてくれる、貴重な映像でした!
 
 
他にも見所満載の門司港レトロ地区。今回紹介出来るスポットはこれまでですが、次回訪れた際にはぜひとも、名物「焼きカレー」が美味い店、そして、九州鉄道博物館を紹介したいと思います!これで「門司港レトロ展望台」の夜景も紹介出来たら言う事なし!?
それにしても、ここまで魅力的なエリアに発展しているとは思ってもいませんでした!対岸の下関を含め、このエリアは帰省する度に立ち寄る価値がある、見所が尽きないエリアだと言えます!
 
門司港レトロ倶楽部


 
 

(おまけショット)国道198号線
国道散策(?)も好きな僕が、今回是非お目に掛かりたかった場所・・・日本最短国道ベスト3に入る、全長200m程度の「国道198号線」です!

写真左が起点である門司税関付近、写真右が終点である門司港駅付近です。起点から終点が見えます!
 
大阪で言う国道43号線のような、北九州の主要国道(3号線)と併走する形で工業地帯を走る国道199号線。それが何故か門司税関付近の国道3号線との分岐地点から始まることから、「駅と港を結ぶ」と言う目的で国道に指定された道だと思うのですが、この様なレアな国道の存在も、また楽しいものです!
(ちなみに、日本最短の国道は、神戸にある国道174号線。全長は実に187m程度!)