京都祇園祭・山鉾巡行

近畿地方も梅雨明けを迎え、子供達にとっては待ちに待った夏休みが始まり、大人にとっても楽しみ拡がる7月の3連休!その初日に、日本三大祭りの1つ、京都祇園祭のメインイベント「山鉾巡行」が開催されました!
僕にとって、関西ライフ12年目にして初めての京都祇園祭!否が応でも期待が高まります!

この日の京都は最高気温、何と35度!しかも、盆地故に熱気がこもって風が吹かない、野外イベントには不利な状況ですが、沿道には人・人・人!しかも、山鉾巡行は午前10時台スタートにも関わらずこの賑わい!やはり、日本三大祭りの集客力は凄い!
御池通に陣取り、約20分待っていると・・・最初の山鉾が姿を見せる!



 
これが京都祇園祭の象徴である山鉾です!

「動く美術館」とまで言われる32基の山鉾が、連なって一体を練り歩く風景は、正に圧巻です!しかも、高さ20mでしかも縦長の、練り歩くには不安定な形状でありながら、ゆっくりながら進行していく山鉾。担ぎ手全員の力が一つになってこその一歩一歩が、見るもの全てを魅了する!


山鉾から奏でられる、祇園ばやしの音色は、京の町に夏の訪れを告げる風物詩!

 
しかし、この山鉾巡行最大の見所は・・・重さ10tを越す巨大な山鉾を、90度旋回して方向転換する「辻回し」!



  
車方が路面に青竹を敷いて水をまき、その上に車輪を載せて、豪快に滑らせるというもの。山鉾が方向転換スポットに近付く度に、多くの見物客が殺到!
さすがにイッキに90度、とはいかないが、あれだけの巨体を人力で回す訳で・・・方向が少しずつ変わる度に、沿道からは拍手が沸き起こる!

 
しかも、あれだけの激しい動きを要するにも関わらず、担ぎ手の表情は非常に涼しげに見えました。これもまた、京都ならではの情緒を保つ為なのかも知れません。

そして、向きを変えた山鉾は、実に狭い通りへと進路を変える。ビルとビルの谷間に山鉾がそびえ立つ風景もまた、圧巻です!


  
 
これまで見たくても見る機会に恵まれなかった、京都祇園祭。初めての祇園祭は、僕にとっても夏の訪れを感じさせてくれる、想い出に残る1日になりました!日本有数の観光スポットである京都には、四季それぞれの魅力があり、その全てを楽しめる関西エリアにいる事の恩恵を思いっきり受けられることに感謝!そんな「夏の魅力」祇園祭。来年もぜひ観に行きたいものです。