純正オーディオでiPod nanoを使い切る

待望のiPod nano(8GB)を購入してから1週間が経ちましたが、リスニング環境として重要なポジションでもあるマイレガシィへの車載キットが、早くも変わりました!
 
というのも、先週の試聴レビューでは「そこそこイケてる」と記載したBELKIN社製のFMトランスミッターの音質が・・・何日か聴いていくうちに、何か変な感じがすることに気付いたのです。そう、高音がカットされた様な不自然な音!やはりFMトランスミッターではどうしても音質が明らかに劣る、という事に早くも気付かされてしまったと同時に、オーディオに直結するデバイスの情報がいろいろ入ってきました!
そんな中、今回僕が選んだものが、クラリオン社製のiPodインターフェイス、「EA1251」です!
 
先週のレポートでは「BE/BH型レガシィマッキントッシュ・オーディオにAUX端子はない!」と言っていましたが、実はこのタイプのマッキントッシュには、CDオートチェンジャー接続端子があるのです!但し、全てのCDオートチェンジャーが使用出来る訳ではなく、CE-NET対応機種、つまりクラリオン社製のみ接続可能!(ちなみに、マッキントッシュ社はクラリオンの子会社!)
そこでこのiPodインターフェイスである。自らをCE-NET対応のオーディオユニットに適応させる事で、iPodをCDオートチェンジャーに見立てた使用環境を作り出すのがコレ!そして、ラッキーな事に、BE/BH型レガシィマッキントッシュ・オーディオはCE-NET対応!なので、ヘッドユニットでiPodが操作出来ることに加え、クルマから受電されるので電池切れの心配もなく、何といってもオーディオ直結なので音がいい!正に夢のアイテム!
 
但し、その一方で、かなりの割り切りを要するシステムでもあることが判明したのです。この機種のウィークポイント、それは・・・
(1)プレイリスト操作不可。iPodをCDオートチェンジャーに見立てている為、1つは全曲再生、そして最大5つまでならプレイリスト作成可、なのですが・・・、1000曲近く入る8GB仕様のnanoでも、さすがに5つに分けると1つのプレイリストに200〜300曲入ることも想定されるのだ!事実、270曲入りプレイリストが出来てしまいました・・・。
(2)さらに曲飛ばしのレスポンスが鈍い。連続スキップ不可なので、100曲以上も先の曲を見つけようとしたらしんどい・・・。
(3)シャッフル再生不可。
(4)オーディオ接続中はiPod本体操作が一切不可!
 
つまり、iPodの大きな利点でもあるプレイリストが大幅に制限されるのです・・・。この事実を知った時は購入をやめようとも思いましたが、僕にとってはそれを補って余り合うメリットが!やはり本体操作出来ても、結局プレイリスト操作は停車中のみ。一方でオーディオ本体で選曲が出来るという点は、走行中でも最も無理なくiPodの曲を選曲出来るという見逃せないポイント!
そして購入を決意したのですが、Amazonのインターネットショップで1万円で購入。火曜日に申し込んで土曜日には届きました!しかし、本体持込で取付作業のみ依頼出来る店は少なく、ネット検索で見つけた明石市内のショップで取付けしてもらうことにしました!
 
取付依頼から約1時間、ついにマイレガシィiPod nanoを直結!
 
iPodの画面に「Clarion」のロゴが表示されたことで、iPodインターフェイスが認識されたことが分かります!僕の要望により、コンソールボックスiPod nano本体が入ったことでインテリアはスッキリ!そして、マッキントッシュ・オーディオ本体で操作出来る点は本当に嬉しい限りです!何と言ってもFMトランスミッター使用とは比べ物にならない程、音がよくなりました!高低アンバランスな音質トラブルもすっきり解消!さすがにCDの音質には勝てず、さらにCDやMDに比べるとボリュームが2つ程低い状態での再生となってしまいますが、この辺はデジタルオーディオの宿命として十分割り切ることが出来ます。
ちなみに、iPod使用時のマッキントッシュ・オーディオは、こんな表示状態となります!
 
正に、「iPodをCDオートチェンジャーに見立てた発想」!CDと表示されている点が如実に物語っています!見慣れたオーディオなのに、とても新鮮な表示状態!しかし何より、iPod直結による高音質と操作性が最大の魅力です!5つしか作れないプレイリストを上手く使いこなせば、これは正に最高のiPod車載インターフェイスです!
(但し、これ以上容量が増えたら、さすがに選曲しきれなくなるから、nanoやminiのみに限定した方がいいかもしれません!)

とはいえ、先週買ったばかりのFMトランスミッターも、決してもう使用しない訳ではありません。時には「プレイリスト使用重視!」というシチュエーションもあり得る訳ですし、同乗者に自分のiPodを再生したいと頼まれた時には、この方式じゃないと再生不可になってしまうので、とりあえずクルマに積んでおきます。けど、これでついにマイレガシィiPod使用環境が整った!ドライブがさらに楽しくなっていきそうです!