約4年ぶりの吉牛との再会

「牛丼狂騒曲 再び・・・」アメリカ産牛肉輸入規制緩和に伴い、長らく店舗から消えていた吉野家の牛丼が復活したのは先月の18日でした。しかし、当然の事ながら即完売!そして吉牛は記憶の彼方へ・・・ではなく、今度は毎月1〜5日の間は牛丼が復活するのです!それ故、前回食べ損ねた吉牛ファンがこぞって牛丼を求めて吉野屋へ。僕も「今回は5日間あるから安心して吉牛に行けるな」と思い、帰りがけに寄ろうとしたのですが・・・もう夜8時を過ぎた時点でことごとく完売!「明日にするか」と、あきらめかけていたのですが、最後に寄った阪神尼崎駅近くの吉野家にまだ残っていました!早速そこに入り、約4年ぶりに「大盛り一丁卵一個」をオーダー。そして、再び吉牛と再会!

その味わいは当然ながら、あの頃慣れ親しんだ吉牛の味そのものでした!やはり数ある牛丼の中でも吉野家が一番でした!この味を出すために、アメリカ産牛肉の輸入再開を待ちわび、そして極度の売り上げ不振に耐えてきたのでしょう。今日ばかりは、看板の「牛丼」の文字が誇らしげに見えました!そして、お持ち帰り希望の客も多く、夜9時を過ぎても賑わっていました。こんなにお客さんの多い吉野家はホント久々でした。
けどアメリカ産牛肉の輸入再開には賛否両論が多く、もしスーパーに今まで通りの流通量が戻ってきたとしても、やはりしばらくは買うのをためらいそうです。今回の再開も、安全な供給を保障できるだけの検査体制には完全に至っておらず、どこか政治的圧力も見えかけたりするなど、どこか手放しで喜べない部分はあります。しかし、そんなことを吹き飛ばしてしまうほどの味の魅力が吉牛にはあるのだなと実感。だから、ちょっと複雑な気持ちになりつつも、今後も吉牛を食べに行くことでしょう。
最後に素朴な疑問。吉牛が完全復活したら、それまでの「不遇の時代」を支えてきた豚丼や焼肉丼などは残るのでしょうか?僕は牛焼肉丼にはけっこうお世話になっていたので、全て牛丼オンリーじゃなくてもいいかな、と思うのですが、その結果は年明け早々にも分かるかもしれません。ま、あと4日間は全国の吉野家で牛丼狂騒曲が奏でられることでしょう!