商店街を行く Vol.1〜千林商店街編

昨年は「川のある風景」「橋のある風景」といった、風景シリーズをお届けして参りましたが、今年は新たに「商店街シリーズ」を始めます!
その第1弾は、大阪三大商店街の一つと言われている、大阪市旭区にある「千林商店街」からお届け致します!

東西660mに渡り延びるアーケードには、地域の生活を支える店が所狭しと並んでいます。繁華街のアーケードと言えば、何かとパチンコ屋さんやゲームセンターが目立つのですが、ここ千林商店街にはほとんどありません!妙な騒がしさではなく、そこにあるのは庶民の賑わい!
そして、商店街ならではの庶民的な飲食店や、「大阪のおばちゃんの最新モード?」を彩り続ける服飾店、さらには生活用品店も多く、とてもバラエティ豊かな店揃えが魅力です!
 
さらに、商店街を南北に貫くように、昔ながらの長屋が立ち並び、そこにはこれまた庶民的な飲食店が立ち並びます。

ここに、この場所ならではの「安くて美味い店」を多数発見出来そうです!



商店街が駅を呼ぶ?
普段、駅が出来てから商店街が出来る、というのがセオリーですが、ここ千林商店街の場合は・・・商店街が駅を呼んだのか?アーケードの中に駅がある!

まるで商店街の店の一角のように見える京阪千林駅。正に商店街と一体化したかのような改札口が、この商店街の存在をさらに引き立てているかのようでした!

 
ダイエー発祥の地!
ここ千林商店街から、ダイエーの歴史が始まりました!創始者中内功氏が最初に開業させた、「主婦の店・ダイエー」はこの商店街にあったのです!そして、つい3年前までここ千林商店街に「ダイエー第1号店」があったのですが・・・建物老朽化に伴い、解体されたそうです。
この日もダイエー第1号店を探し回ったのですが、結局それがどこだったのか分からずじまいでした。しかし、「よい品をどんと安く」の精神は、ここ千林から生まれた、と言っても過言ではないのかもしれません!


テーマソングを持つ商店街!
そして、この商店街を歩いていると・・・やたら耳に残るメロディ!何と、千林商店街のオリジナルソングが流れているのです!
さらに印象的な男声合唱団的低トーンヴォイスで歌っているのはデューク・エイセス!なんともほのぼのとした曲なのですが、「いち、じゅう、ひゃく、せん、せんばやし」というフレーズが頭からどうしても離れない!これは病みつきになりそうです・・・。
ちなみに、千林商店街の公式HPでも、このオリジナルソングについての解説ページが!正に「顔のある商店街」を語るにふさわしいオリジナル曲だと思います!
 
この商店街を西へと歩き、たどりついた終点は国道1号線。そして、かつてこのブログでも紹介した、「カレーライス 印度屋(http://d.hatena.ne.jp/royaldo/20050903/1125820221)」の目の前に出て来ました!そこには地下鉄谷町線の駅もあり、正に地域の生活の中枢をなす商店街であることを示しているかのようでした。

最近はどうしても、都心・郊外共に大型店で買い物をする傾向が高まり、僕もそういった大型店を好むのですが、その街の生活感と共にその街の人々の暮らしを地域密着で支えているのが商店街です。そんな生活感あふれる商店街の風景、これからも引き続き紹介して行きたいと思います!

テーマソング紹介もある「千林商店街」公式HPはコチラ!
http://www.senbayashi.com/