川のある風景〜武庫川編

久々の関西風景案内です。といっても9月初めのまだ暑い盛りに撮った写真ですが・・・。
2年前には大阪の道頓堀を、今年に入ってからは大阪の淀川、京都の鴨川、福岡の那珂川、そして北九州近郊の遠賀川を紹介してきましたが、今日御案内するのは、兵庫県を代表する(?)一級河川(と思ったら実は二級河川だった・・・)、武庫川です。

阪神間の代表都市、尼崎市と西宮市を跨ぐ下流にやって参りました。この近辺に今年の2月まで住んでいたこともあって、とても懐かしく感じられる場所です!この川は上流まで行くと実に自然豊かな風景!それが宝塚辺りから賑やかな街の中の川となり、そして一大工業地帯の風景となって大阪湾にたどり着きます。

国道43号線阪神高速神戸線が3層に重なる橋の下を流れる風景は、とても川が窮屈に見えてしまいます。広い川なのに・・・。これも近代土木技術の成せる業なのか?けど河川敷公園は、沿岸の多くの人たちにとって正に憩いの場所です!

その向こうで多くの人たちが心地良い汗を流していました。どうやらスキー部のオフシーズントレーニングっぽいようで、雪が降らないときもこうやって集まる機会を近所のオアシスに求めているのでしょう。これが集団ブートキャンプだったら面白かったのだが・・・。
そしてこちらに見えるのが、全国でも有数の「橋の上の駅」こと阪神武庫川駅です。

尼崎と西宮、その両方の市に改札がある駅は所在地がどっちの市になるのか分かりませんが、川幅の広い河川だからこそ実現した橋の上の駅!かつて僕もこの川に浮かぶ(?)ホームで梅田行きの電車をよく待ったものでした。都会に行けば駅の形も複雑になっていますが、全国的にも非常に珍しいタイプの武庫川駅、これもまた印象に残る「川のある日常」の1シーンといえるでしょう。
  
これからも日常から切り取ったスナップショットを紹介して行きたいと思います。次の川は・・・加古川か?